登場人物
主人公と家族
本作の主人公。人殺しや、襲撃などを行うが、本作の主人公で、知り合いからはCJ(シージェイ)の愛称でよく呼ばれる。性格としては目的の為ならば人殺しや襲撃などを行うが、一方で仲間を大切にして信頼しているため、スモークとライダーに裏切られた後もそれが信じられず、ライダーを殺した時はケンドルやシーザーに「マブダチだったのに」と悔やみ、スモークの死に際にも「家族同然だったのに何故裏切った」と尋ねている。
スウィート
ジョンソン一家の長兄であるグローブストリート・ファミリーズのリーダー。愛車は水色のGREENWOOD(4人乗り)、ナンバープレートは「GRОVE4L」で、「Grove for Life」(一生をグローブストリートに捧ぐ)と読める。CJがリバティーシティに居た間はグローブストリート・ファミリーズを切り盛りしていたがCJと同じく仲間の裏切りに遭い、重傷を負って警察病院に収容されてしまう。その後、長期に渡ってテンペニー、トレノらに人質として利用されるがCJの奮闘によって出所し、CJ達と再会する。
ケンドル・ジョンソン
CJの妹。ギャングファミリーに生まれたが兄達にはアウトローの世界ではなく法に則った社会の中で暮らして欲しいと願っている。サンフィエロに移った際には不動産経営に興味を示し、ガレージ経営に関わる。また、シーザーと付き合っているがスウィートは難色を示しており、スウィートと顔をあわすたびに言い争いをしている。
ビバリー・ジョンソン
故人であるCJの母親。バラスがジョンソン家を襲撃した際に銃撃に巻き込まれて死亡する。
ブライアン・ジョンソン
グローブファミリー
ビッグ・スモーク本名メルヴィン・ハリス。グローブストリート・ファミリーズの古参である幹部で、大喰らいの太った人物。CJには人生訓めいたものを説き、今までに読んだ哲学の本や聖書の内容を引用して話す癖がある。また、現在は叔父の遺産でグローブストリートから少し離れた(バラスのシマにある)家に住んでいる。テンペニーに唆されて権力と金のためにファミリーを裏切り、策略によってスウィートを刑務所送りにし、CJをロスサントスから追放すると、バゴスやバラスと協力してロスサントスに一大勢力を築く。また、ロコ・シンジゲートも構成し、麻薬ビジネスも行う他、ラジオには施設に寄付をしたことなどが流れ、悠々自適な生活を送っていた。しかし、CJのロスサントスへの帰還で彼らからの復讐を恐れて地下へ潜伏、ロスサントスの暴動の最中に隠れ家に乗り込んだCJとの戦いに敗れ、裏切りの理由を告げて息絶える。
ライダー
本名ランス・ウィルソン。グローブストリート・ファミリーズの古参である幹部で、身長が低いことがコンプレックスで、「俺は止められない」が口癖である。粗暴な性格で、学生の頃にバラスのギャングカラーと同じ紫色の服を来た教師を殴ったことがあるため、高校を卒業していない。スモークと共にファミリーを裏切り、ロコ・シンジゲートの会合などに顔を出す。しかし、サンフィエロのピア69でのドラッグの取引現場をCJとシーザーに襲撃され、ボートで逃走を図るもCJとのボートチェイスの末に彼に殺害される。
オージー・ロック
本名ジェフリー・クロス。グローブストリート・ファミリーズの一員を名乗るお調子者。「ギャングスタ(ギャング)」を自称するが、スウィート達からはギャングと認められておらず、厳密にはファミリーの一員ではない。TPOを弁えずに自作のラップを披露したがる。しかし、そのラップのできは非常に悪い。また、本人は"Loc"を「ロック」ではなく「ロゥク」と読ませたがっている。様々な罪(車泥棒、駐車違反などの軽犯罪)によって服役していたが、CJの帰郷と同時期に出所する。出所後は保護観察中で、社会復帰の一環としてバーガーショット(ファーストフード店)の掃除係として働かされるが、ラッパーとして成り上がるためにCJにマッド・ドッグのライムブックを盗ませ、更に彼のマネージャーを殺害させる。その後、スモーク達の裏切りが発生するが、スモークに取り入って保身を図る。また、CJがロスサントスを離れている間にマッド・ドッグのライムブックを盗用し、ラッパーとして成功を収めるが、TVのインタビュー中にロスサントスに帰還したCJとマッド・ドッグに襲撃され、ホバークラフトとカートを駆使して逃走を図るも追い詰められ、ライムブックを取り返される。その後は不明(『V』ではバインウッド・ウォークオブフェイムに名前が確認できる)である。
Bダップ
本名マーク・ウェイン。グローブストリート・ファミリーズの古参メンバー。かつてはビッグ・ベアとコンビを組んでおり、CJも「(彼らを相手にする)ヤクの売人が可哀想」と言うほどの強力コンビであった。しかし、CJがロスサントスを離れているうちにファミリーの掟に反してドラッグの密売に手を染め、私腹を肥やすと共に相棒のビッグ・ベアをも麻薬漬けにして奴隷としてこき使っていた。CJのロスサントス追放後はスモーク共々バラスと協力して大々的にドラッグの密売を行い、グレンパークに新居を買うなど順風満帆の生活を送っていたが、ロスサントスに帰還したCJとスウィートに屋敷を襲撃され、追い詰められてスモークが人間不信に陥っていることを白状する。その後、やって来たベアにドラッグを餌にしてCJ達を殺させようとするが、ファミリーの誇りを取り戻したベアはそれを拒絶し、逆に殴り倒された。その後の消息は不明である。